石碑
「元祖道圓の碑より」
太郎左衛門 於山科 證如上人 御代 頂戴 一貫代 ご本尊帰国念仏
大永5年(1525年)釋道圓師(岩切太郎左衛門)は山科本願寺に於いて(證如上人 御代)一貫代の御本尊を頂く。
永禄元年(1558年)12月10日 往生。御本尊と共に勤行。
※この碑は8世正淑の時代 文化8年(1811年)に建立された記念碑。
「2世性寶の碑より」
1566年3月4日得度。田島の地で真宗を広める
2世 大宗性寶師 俗名 岩切藤次郎 慶長11年(1606年)12月5日 往生。
※この碑は8世正淑の時代 文化8年(1811年)に建立された記念碑。
寺宝
一、一貫代阿弥陀仏絵像 縁起書一巻 文書一通 明治36年(1903年)火災で焼失
一、阿弥陀仏木像 本山より慶長18年(1613年)下付
一、親鸞聖人絵像 本山より寛永4年(1628年)下付 蓮如上人絵像 本山より寛永4年(1628年)下付
一、親鸞聖人御絵伝 四幅 本山より文化9年(1812年)下付
本堂
一、縦七間、横六間の本堂は東向きに建立されていたが、明治36年(1903年)に焼失。
山門は難を逃れ昭和5年に現在位置に改築された。
一、明治39年(1906年)12月15日 南向きに九間四面の本堂が落慶した。
一、昭和20年(1945年)終戦直後9月27日の枕崎台風の竜巻で本堂倒壊。
一、昭和23年(1948年)戦後の混乱の中仮本堂として建てられ現在に至る。
鐘楼堂
一、大正初期に建立されたのは、総ケヤキ造り。鐘は200貫。昭和18年(1943年)に応召供出となる。
一、昭和57年(1982年)11月3日、300貫の梵鐘と共に現在の鐘楼堂が建立された。